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世界の音楽統計マッピング

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以前に音楽のレコメンデーションシステムのようなものに興味をもっていろいろ調べていたときにMusicBrianzという 世界中の楽曲やアーティストの情報を整理したオープンなデータベースを見ていて、そこにMusicBrainz自身のデータベースの統計情報も 公開されているのを見つけました。 この統計情報には各国のアーティスト数やレーベルの数などその国の音楽市場の規模が把握できる情報が示されていたので、単純な興味として このデータを可視化してみました。 データは数年前に調べていたときにサイトからスクレイピングして情報を可視化した結果なので現時点での情報とすこし違うかも知れません。 しかしはてなブログを始めるにあたってなにか簡単な記事を書いてみたいと思ったのでこの記事でそのとき作ったMusicBrainz統計の可視化を眺めてみたいと思います。

国ごとのアーティストの数

データベースの統計情報といっても内容はどの国にどれだけのアーティストが存在して、どれだけのレーベルが存在するかといった簡単な各国の指標のようなものです。 なのでまず登録されているアーティスト数が多い国、トップ30のランキングをその国のアーティスト数を縦軸にとって棒グラフにしてみます。

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当然ながらアメリカがだんとつで一番多く、その後は西ヨーロッパと北欧諸国と続いています。 次に国ごとのアーティスト数を色の濃さで表現して世界地図にマッピングしてみました。

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まあほぼほぼ経済的な先進国の色分けと似たようなイメージになりますね。

人口1000人あたりのアーティストの数

次に各国の人口1000人あたりのアーティスト数に計算しなおして(単純にアーティスト数をその国の人口で割って算出しただけ)、トップ30の国でランキングして棒グラフに したものがこれです。

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なぜかエストニアがだんとつで多いです。その後はイメージ通りではありますが北欧諸国が続きます。
次に人口1000人あたりのアーティスト数の場合も色の濃さにして世界地図に以下のようにマッピングしてみます。

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しかし棒グラフを見てもわかる通りエストニアが何故か極端にアーティストの数が多いので世界地図上の色の濃さがちょっとわかりにくくなってしまいました。 そこで世界地図にエストニアを除いたデータでマッピングし直したものが以下の図です。

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これを見ると北米よりヨーロッパの方が全体的に色が濃いですね。 また日本もイメージ通りっちゃイメージ通りなのですが、国としての経済規模故に全体としてはアーティスト数が多いが単位人口あたりの音楽活動としてはやはりヨーロッパと 比べると見劣りしますね。
しかし現代においてはレコード会社から作品をリリースしていなくてもインターネット上で影響をもつ作家たちが年々増えてきていて、そうした活動はMusicBrainzに登録されていないことも多くあります。 なので従来的な音楽活動の指標はもはや実態を表しにくいとも思われ、この図も各国の音楽市場の実際の影響力を表すのにたいして的を得てない時代になりつつあると考えられますね。

以上簡単なMusicBrainzの公開情報の可視化でした。
図の作成にはinkscapeとD3.jsを使用。